2008.05.03 Saturday
公明党 憲法記念日アピール
憲法の精神に則り、合意形成型政治の確立に努力 今日は、61回目の憲法記念日です。第2次大戦の敗戦からまもない1947(昭和22)年5月3日に施行された日本国憲法は、戦後の日本の平和と安定・発展に大きく寄与してきた憲法として国民から広く支持され定着しています。 公明党は、現行憲法が国民とともに幾多の試練を乗り越えて60年余の歴史を刻んだことを喜ぶとともに、「平和」「人権」「民主」の憲法精神を更に開花させ発展させる戦いに全魂を傾けていくことを誓うものです。 憲法記念日に当り、公明党は各地で記念の街頭演説会を開催しますが、今日のわが国の政治の現状を見る時、日本国憲法の柱をなす議会制民主主義の“機能不全”を懸念する声が上がっていることに強い憂慮の念を禁じ得ません。 政治が機能していないと指摘される背景には、衆参で多数勢力が異なる「ねじれ国会」という状況の中で、参院で最大の議席を持つ民主党が政局優先の対決姿勢に固執し、参院第一党としての責任を果たしていないという現実があります。 政府・与党は4月30日、ガソリン税などの暫定税率を維持する税制改正法案が参院送付後60日を迎えたことから、憲法59条の「みなし否決」規定に基き衆院で再可決しました。 参院で1ケ月以上も税制改正法案の審議を拒否し続けた民主党の、なりふり構わぬ手法は厳しく批判されるべきです。 国民の多様な意見を代表し、政局でなく政策本位でコンセンサス(合意)を生み出していくことこそ議会本来のあり方であり、与野党は今こそ憲法の精神に則り、合意形成型政治の確立に真剣に努力していくべきであります。 「ねじれ国会」のもとで憲法論議が深まりをみせていないことに対しても懸念する声が聞かれます。 昨年5月に憲法改正手続きを定めた国民投票法が成立し、それに基き同8月には衆参両院に憲法審査会が設置されました。同審査会は、公明党の強い主張もあり冷静かつ慎重に憲法について審査する極めて重要な機関です。 ところが、民主党は、党内に改憲派と護憲派が混在する党内事情と政局優先の姿勢から、この審査会で審査が行われることに抵抗し、真正面から憲法論議に取り組もうとしていません。 こうした民主党の姿勢が憲法論議の深まりを阻んでいることは誠に遺憾と言うほかはありません。 公明党は、現憲法は優れた憲法であり、なかでも憲法の核心をなす「恒久平和主義」「基本的人権の尊重」「国民主権主義」の3原則は不変のものであり、堅持していくべきであると考えています。 憲法改正については、憲法3原則を堅持しつつ、環境権やプライバシー権など時代の進展に伴って必要なものがあるなにば、それを加えて現行憲法を補強していく「加憲」が最も現実的で妥当なものであると考えています。 また、平和国家・日本のシンボルである第9条については、戦争放棄を定めた第1項と戦力不保持を定めた第2項をともに堅持した上で、自衛隊の存在や国際貢献のあり方を「加憲」の対象として書き加えるかどうか検討しています。 いうまでもなく憲法は、国のかたち、あり方を規定する最高規範です。少子・高齢社会、人口減少社会が到来し、日本社会のありようが根本的に問われています。地球規模の環境保全は待ったなしの課題です。 公明党は、21世紀の確かな日本を築くため、あるべき国の将来像を探る未来志向に立って、国民の皆様とともに真摯で堅実な憲法議論を進めてまいります。 2008年5月3日 公明党 |
